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on 19-April-23
2023年4月29日、代官山ヒルサイドテラスにザ・コンランショップ 代官山店がオープンいたします。
イギリスを代表するデザイナーの一人であるテレンス・コンランによって1973年にロンドンで始まった「ザ・コンランショップ」。
家具は家具店で選び、テーブルウェアは食器店で買うのが当たり前だった時代に、テレンスは「デザインの力で人々の暮らしを豊かにする」という信念のもと、
家具や照明はもちろん、インテリア小物からキッチン・バスアイテム、さらには本やアート、植物まで、生活を取り巻くあらゆるものが揃う「ホームファニシングショップ」をデザインしました。
現代的で洗練されていて、インスピレーショナルな商品をワクワクするようなディスプレイとともに提案し、人々にまったく新しいショッピング体験を提供したのです。
そんなザ・コンランショップが日本に登場したのは1994年。「モダンなものとアンティークのミックス」「見せる収納」「クリエイティブなホームオフィスを楽しむ」など、 今ではすっかりスタンダードとなった楽しみ方をいち早く紹介しました。 それから30年がたった今年、世界初の「ローカルで自主編集するショップ」としてオープンする代官山店では、テレンスが残した精神を新たな形で提案します。 「PLAIN SIMPLE USEFUL(無駄なく、シンプル、実用的)」という彼のデザイン哲学を受け継ぎながら、アジアにフォーカスし、 欧米で学んだ後にアジアへ拠点を移したデザイナーや、ブランドのためのモノづくりで鍛えられた企業、伝統的な技術をモダンに表現するクラフトマンなど、 各地の優れた作り手が生み出すプロダクトの数々を集めました。
代官山店が大切にしているのは「伝える店」であること。店頭に並ぶ商品は、お店のスタッフがアジア各地の目利きたちと協力しながら直接作り手に会って話を聞き、選んで買い付けてきています。 だからこそ、どんな想いや風土の中でモノづくりが行われているのか、商品1つ1つがもつストーリーをお客様に伝えられるのです。
代官山店は取り扱う商品と同様に、内装もこれまでのザ・コンランショップとは大きく異なります。
日本、そしてアジアの家具やプロダクトとの相性を考えてデザインされた空間では、表情豊かな素材やクラフトが小気味よく呼応しあいます。
ショップとなる1階は、大きな吹き抜け空間に自然光が降り注ぎ、通りや中庭の緑とつながりを感じられる一方、地階は静謐で厳かな雰囲気を持った空間に。
落ち着いた色彩の中に、企画ごとに変わるギャラリーと、東京・青山にある日本茶専門店「櫻井焙茶研究所」の所長、櫻井真也氏が監修するTea Bar「聴景居(ちょうけいきょ)」が併設されます。
代官山店ショップ情報
買い付けの旅で出会った職人や作家、デザイナーに焦点を当てて紹介するギャラリースペース。 第一回は、陶芸家、伊藤環の作品展「KANSEI」を開催いたします。伊藤環の仕事の魅力は、世の中にある既成のものから彼にとって大事な要素を一つ一つ丁寧に取り出し、 それを再構築するところにあります。そこには、テレンス・コンランが大切にしてきた「PLAIN SIMPLE USEFUL」という考え方にも通ずる、使い勝手や素の良さも存在します。 それとともに、彼の感性からくる堅苦しさのない道具たちは使い手に新しい景色を見せてくれるでしょう。
アジアにフォーカスしローカルで編集するという、ザ・コンランショップの新しいお店の門出にあたり、 伊藤環を最初のギャラリーアーティストとして選ぶことは、私たちとしては非常に自然なことでした。 独特の趣を纏った、魅力あふれる伊藤環の仕事をぜひこの機会にご覧ください。
大阪芸術大学陶芸コース卒業。山田光氏(走泥社創始者)に師事後、1995年〜父・橘日東士と共に作陶。2006年神奈川県三浦市三崎に独立開窯。2012年岡山県岡山市に移住。
古いもの、美しいものなど自身の感性に触れたものをヒントに、独自のデザインと釉薬、ロクロと焼成技術により器を製作している。国内外で個展開催多数。
レストラン、料理家、スタイリストからの依頼も多い。
itokan.com
開催期間:4月29日(土)〜 5月16日(火)
※店内混雑時は人数制限をさせていただきます。あらかじめご了承ください。
日本茶を中心としたアジア各国のお茶を楽しむTea Bar「聴景居(ちょうけいきょ)」。 アジア各国でそれぞれに異なるお茶の文化。その違いや面白さを静かに味わえるよう、8席だけの小さな空間を作りました。 ディレクションは、東京・青山にある日本茶専門店「櫻井焙茶研究所」の所長、櫻井真也。 洗練された静寂な和の空間で、アジアの香りやエッセンスをブレンドした、どこか懐かしくもある、新しい味わいのお茶や茶酒、そして季節のお菓子などをお楽しみください。
「聴景居」と名付けたのは、「聴く(きく)」という言葉が「感じとる」という意味合いを含んでいるからです。
景色―つまり、空間のしつらえや佇まい、お茶の味や香がもたらす瞬間の喜びに耳をかたむけ、ゆっくり感じとっていただける場所になればと考えています。
聴景居ショップ情報
エレガントな木製家具を展開するタイの家具ブランド「PODIUM(ポディウム)」。 豊富な経験に培われた高い製造技術によって生み出されるプロダクトからは、妥協のないクラフトマンシップと東洋ならではの美学を感じることができます。 考え抜かれたデザインは、見た目に美しいだけでなく、質の良い暮らしにつながると考えるポディウムの家具は、シンプルな美しさと機能性を併せ持った上質でタイムレスなデザインが特徴。 中でも、タイ・バンコクを拠点に、建築、アート、クラフト、デザインの分野で活動するクリエイティブスタジオ「Atelier 2+(アテリア 2プラス)」が手掛けるプロダクトは、 家具という独立した物としての領域を越え、"経験"を形作るツールとして機能します。
2人のインダストリアルデザイナーと1人の土着性文化研究家が立ち上げた台湾のプロダクトブランド「KAMARO'AN(カマロアン)」。 近年、世界は徐々に均質化しつつあります。その流れの中で失われかけている独自の価値観や伝統文化、工芸技術を大切にしたいとの想いから生まれたカマロアンは、 「土地の文化や価値観を真に開示するのはモノである」という強い信念のもと、台湾の土着文化にインスパイアされたクリーンなデザインのアイテムを発表し続けてきました。 伝統や文化を大切に受け継いできた先住民族の職人が、現地の資源を用いて1つひとつ丁寧に手作りするプロダクトは、 そのもの本来の純粋な姿や、時代を越えた本質的な美しさを体現しています。繊細なクラフトマンシップをぜひお手に取ってご覧ください。
日常品をアートへと昇華させる韓国のプロダクトブランド「HORANG(ホラング)」。 "デザインは環境の一部でなければならない"という信念に基づき、さまざまなアーティストたちとのコラボレートによって生み出されるアイテムは、どれも機能美を見事に体現しています。
一切の無駄を省いたクリーンなシルエットが美しいチェアや繊細な麻のやかん袋、木の温もりが感じられるエレガントなトレイ、箱の角を留められるユニークなホチキス、 高い職人技で生み出される銅やかん、インダストリアルな無骨さが味わい深いカトラリーなど、代官山店だけのアジアンプロダクトが目白押しです。
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