Iconic Chairs at The Conran Shop

往年の名作から若手デザイナーの最新作まで、ザ・コンランショップには、時代やスタイルを越え、優れたデザインと質、使い勝手のよさにこだわってセレクトされた幅広いラインナップのアイテムが揃います。その中でもチェアコレクションは必見。
ダイニングやオフィスで使える快適な座り心地のチェアからモダンなデザインのスツール、さらには、彫刻的な美しさを備えたアウトドアチェアまで、ザ・コンランショップに来れば、洗練されたライフスタイルにマッチするお気に入りの一脚が見つかるはず。今回は、特に高い人気を誇る7つの名作チェアをご紹介いたします。

CH24

デンマークのデザイナー、ハンス J. ウェグナーが手がけ、1950年に発売された「CH24」。
支柱となるフレームがY字であることから、Yチェアという呼び名で親しまれています。
美しいカーブを描く独特のフォルムは、古代中国の「圏椅」からインスピレーションを得てデザインされたもの。見た目の美しさと、どんな体勢で座っても快適な座り心地を実感できる優れた機能性の両方を備えたYチェアは、デニッシュモダンの真髄とも言えます。

CH07 Shell Chair

同じくハンス J. ウェグナーの代表作の１つ「CH07シェルチェア」。
広げた羽のようなフォルムと、先端にむかって細くなっていく滑らかなアーチ状の脚が印象的なこのチェアは、その独創的なデザインから、１963年の発表当時、業界からは大きな注目を集めたものの、一般には受け入れられませんでした。しかし、1998年にカール・ハンセン＆サンによって復刻されるとたちまち人気を博しました。まるで浮遊するような軽快なデザインは、息を飲むような見た目の美しさと同時に、安定感のある座り心地を実現しています。

Series 7

北欧デザインの巨匠、アルネ・ヤコブセンにより1955年にデザインされたセブンチェア。 シンプルで美しい成型合板のチェアとして世界中で親しまれるこのチェアは、デンマーク家具の老舗ブランド、フリッツ・ハンセン社を代表するベストセラーであると同時に、家具の歴史におけるアイコン的存在です。スモークグレーのレザーが張られたフロントパディングタイプのセブンチェアは、ウォルナット材のシェルとブラックレッグという、落ち着きのあるダークトーンの組み合わせが、モダンで洗練された印象を与えます。

Eames Lounge Chair and Ottoman

チャールズ＆レイ・イームズの代表作の一つである「イームズラウンジチェア＆オットマン」は、夫妻と深い親交があった映画監督、ビリー・ワイルダーへの誕生日プレゼントとして1956年にデザインされました。 19世紀のクラブチェアを現代風にアレンジしたこのラウンジチェアは、「一塁手のミットのように温かく包み込むような外見」を持つデザインにしたかったと語るチャールズの願い通り、あらゆる空間に快適さとスタイルをもたらすデザインアイコンとして、発売から50年以上たった今も世界中で愛されています。

Panton Chair

デンマーク人デザイナー、ヴァーナー・パントンが手がけた、世界初のプラスチックによる一体形成型チェア「パントン チェア」。
その開発当時のデザインを再現したのが、光沢の美しい「パントン チェア クラシック」です。最先端の技術を用いた実験的なアプローチで、数年間にわたる試行錯誤の末に誕生したこのチェアは、独創的で斬新なデザイナーとして広く知られたパントンらしい、ユニークなフォルムが魅力です。わずかにしなるため、意外にも座り心地は非常に快適。屋内外を問わず、あらゆる空間を美しく彩ります。

Barcelona Chair

20世紀を代表する名作チェアの１つ「バルセロナチェア」。
ドイツの偉大な建築家兼デザイナー、ルートヴィヒ・ミース・ファン・デル・ローエの名言"Less is more（より少ないことは、より豊かなことである）"を体現したシンプルでエレガントな姿は、モダンデザインのアイコンとも言えます。1929年に開催されたバルセロナ万国博覧会のドイツ館にて、会場を訪れたスペイン国王と女王が休息するためにデザインされたこのチェアは、比類なき快適性を備え、卓越したクラフトマンシップが生み出す美しさによって、あらゆる空間を洗練された場所へと変えてくれます。