HACIENDA VISON (ハシェンダ ヴィソン)は、豊かな自然に包まれた隠れ家のような小さなホテルです。
一部屋ごとに違うコンセプトを楽しめる客室は、北側に幻想的な山並みが広がり、
南側では隣接する森の木々のざわめきと眼下に広がるガーデンを眺めることができます。
ロビーには、シェフを呼んでいつもとは違う特別なディナータイムを過ごしたり、
みんなでわいわい料理を作って楽しめる大きなキッチンも。
音楽を聴いたり、読みたかった本に没頭したり、薪の爆ぜる音に耳を傾けたり。
静寂と自然の美しさが調和するこの場所で、日常を忘れて、自分らしい贅沢な時間をお過ごしください。
まだどこにもなかった時間へ
きっと、まだ想像できないことがあります。
山々から吹き抜ける風の肌触り。
月と星だけが輝く夜空の深さ。
どこまでも続く霧の向こう側。
この場所で、あなたが思うこと。
ハシエンダ ヴィソンは、
都会から離れた小さなマナーハウスです。
一部屋ごとにコンセプトの異なる6つの客室にて、
みなさまをお迎えします。
目に映る景色も、写真には残せない情景も、
森と山に囲まれたこの場所で
ゆっくりと確かめに来てください。
ダイブルベッドを2台備え、最大4名様までお泊まりいただける6つの客室は、全て異なるコンセプトで構成されています。
各部屋には、VISON内のマルシェや目の前の農園で手に入れた新鮮な食材を使って、ちょっとしたお料理を楽めるキッチンを併設。
自然に囲まれ、日常から切り離された特別な空間で自分時間を楽しみながら、ゆったりと暮らすようにお過ごしいただけます。
また、美しいガーデンを備えた一階の一部屋は、大切な家族の一員である愛犬と一緒にお泊りいただけます。
20世紀のアメリカを代表する女性画家、ジョージア・オキーフが永住の地と定めた、ニューメキシコの小さな村、アビキューにある邸宅にインスパイアされています。
モダンアートに多大な貢献をしたことで知られるオキーフ。そんな彼女が、62歳の時にニューヨークから移り住んだのがアビキューです。
101号室の窓際には、彼女が窓辺で愛用したエーロ・サーリネンの「ウームチェア」が同じ様に置かれ、壁には彼女の作品のレプリカが飾られています。サーリネンのコーヒーテーブルや
チャールズ&レイ・イームズのスツール、ジョージ・ネルソンの照明など、ミッドセンチュリーモダンをテーマにした名作家具がある一方で、「エキパル チェア」など土着のエネルギーを感じるプリミティブな家具、
そしてモビールやウォールレリーフといった実験的な遊び心に満ちた小物たちも空間を飾り、この部屋の魅力を深めています。
パブロ・ピカソの出身地として知られるリゾート地、スペイン・マラガをテーマにした102号室は、
南ヨーロッパの温暖で開放的な雰囲気と、スペインのモダンデザインが心地よく溶け合った空間です。
ピカソも愛用していた「トーネット」の曲げ木のロッキングチェアは、この部屋を象徴するアイテムのひとつ。美しい曲線を描く、軽やかなロッキングチェアに身体を委ね、
ゆったりと揺られながらまどろむのも、この部屋ならではの時間の過ごし方です。
さらに、チュニジアの職人が手編みした大きなシーグラスのランプシェードも、リゾート感を盛り上げます。ソファの前に置かれた
ヴィンテージのタイルテーブルは、ピカソの陶芸の師であるフランス人陶芸家、ロジェ・カプロンの作品。植物を押し付けて柄とした、カプロン特有のデザインは独特の魅力を生み出しています。
スペイン由来の家具や照明を中心に揃えられた空間は、ウッドやラタン、セラミックなどナチュラルな温もりに溢れています。
20世紀を代表するイギリスの彫刻家、ヘンリー・ムーアの作品を手がかりに、抽象的な造形美や手仕事の雰囲気を持つ家具や小物で揃えた、アーティスティックな一室です。
イギリス・ハートフォードシャー州の小さな村ペリー・グリーンにアトリエと住居を構え、創作活動を行っていたムーア。この部屋では、彼の作品の持つシンプルで力強い、
有機的な魅力を連想させるような家具をはじめ、ムーアと同時期を生きた彫刻家、イサム・ノグチや、現代日本で活躍する木工作家、北田浩次郎など、ひとつひとつの造形に愛着を感じさせてくれる芸術家たちの作品をお楽しみいただけます。
202号室は、ル・コルビュジエが晩年、唯一自分と妻のために設計した南フランス・カップマルタンの 休暇小屋「キャバノン」をヒントに作られました。ここには、コルビュジエがキャバノンのために デザインした箱型スツール「タブレ」や、彼のアシスタントとして活躍し、のちに数多くの協働作品を 手掛けたシャルロット・ペリアンによるラウンジチェアとスツールなど、機能的でミニマルな美しさが 際立つ家具たちがセレクトされています。さらに、コルビュジエの象徴的なカラーパレットに基づいた 鮮やかな色彩が空間にアクセントを添えるほか、片隅には彼のリトグラフがさりげなく飾られるなど、 コルビュジエのエッセンスがそこここに散りばめられています。
モダンデザインの礎を築いた、ドイツの美術学校「バウハウス」をテーマにした203号室。室内に 足を踏み入れると、まず目を引くのは、マルセル・ブロイヤーのチェアや、クリスチャン・デルの ペンダントライトなど、バウハウスにゆかりのあるデザイナーたちの作品で構成された ダイニングシーンです。壁面には、バウハウスの卒業生、アニ・アルバースへのオマージュとして ファブリックパネルが飾られており、現代作家が生み出した美しいパターンが空間に華やかな アクセントを添えています。ほかにも、ヘーリット・トーマス・リートフェルトの「ジグザグ チェア」や、 ブルーノ・ムナーのあかりのオブジェリなど、モダンさが際立つ印象的なデザインの名作家具や 照明が散りばめられ、バウハウスの精神とデザイン哲学を存分を感じていただくことができます。
204号室は、イギリスを代表するデザイナーの一人であり、ザ・コンランショップの創設者でもある テレンス・コンランにインスパイアされた空間です。幅広い分野で活躍したテレンスが生涯を通じて 大切にしていたデザイン哲学「無駄なく、シンプルで、実用的」をベースに、彼が愛用したプロダクト などがセレクトされています。特に、ウルヨ・クッカプロの「カルセリ ラウンジチェア」は彼の お気に入りで、生前はこの椅子に座りながら葉巻を燻らす時間を大切にしていました。また、 シェルフや壁面を飾るアート作品は、テレンスの孫で、自身もデザイナー、アーティストとして 活躍するフィリックス・コンランがこの部屋にあわせて制作したものです。蒐集家でもあった テレンスは、壁一面に設えた棚に集めた品々を飾って楽しんでいました。そんなエピソードをもとに 作られたシェルフには、フィリックスが祖父を想いながら集めた小物がディスプレイされています。
HACIENDA VISONでは、朝食をお部屋にお届けします。麻布台ヒルズにある「Orby Restaurant (オルビーレストラン)」のヘッドシェフ 紺野真氏が監修し、VISONの農園で取れた新鮮な野菜をたっぷり使ったメニューをお楽しみいただけます。
日常の喧騒を忘れ、プライベートな空間で、お気に入りの音楽を聴き、美しい景色を眺めながら美味しい朝食と共に、贅沢な時間を心ゆくまでお寛ぎください。
HACIENDA VISONは、VISON(ヴィソン)の端、緑豊かな農園エリアに佇んでいます。
伊勢神宮、熊野古道にもアクセスのよい三重県のほぼ真ん中に位置する多気町の、豊かな自然に囲まれた広大な敷地にあるVISONは、自然と共に生き・生かされていく、美しい循環をめざす場所。
東京ドーム24個分(約119ha)の広大な敷地には、国内外の人気レストランやパティスリーをはじめ、三重周辺の新鮮な海の幸・山の幸を集めたマルシェ、三重大学とロート製薬が共同研究によって開発された薬草を活用した温浴施設、
和食の食材メーカーによる体験型店舗、オーガニック農園など、約70店舗が出店し、「癒・食・知」を軸としたしあわせな体験をご用意しています。